初心者向けロール解説:「JG」の特徴と立ち回り 

サモナーズリフトにある5つのロールのうち、「JG」に関する基本的な解説をまとめます。

JGはレーナーと比較すると「対面を倒す」「タワーを破壊する」といった序中盤にかけての目標が明確ではないため、とっつきにくいロールかと思います。そこで、「何を目標にするか」「どのような基準で動くのか」を中心に考えていけるよう、解説していきます。

JGの特徴と最大の目標

まずはJGというポジションの長所と短所、そして最終的な目的を整理します。

JGの強みと弱み

【強み】

  • マップ全体に影響を与えられる: レーンに縛られないため、トップ・ミッド・ボットのどこにでも介入(ガンク)して、試合の展開を自分の手で作ることができます。
  • 視界と情報のコントロール: 森の中を自由に動けるため、敵のJGの位置を予測したり、深い位置にワードを置いたりしてチームに有利な情報をもたらすことができます。
  • オブジェクトの獲得権: 「スマイト」を持っているため、ドラゴンやバロンといった試合を決定づけるオブジェクトの獲得競争において、最強の決定権を持ちます。

【弱み】

  • レーナーへの依存度: JG単体でできることには限界があります。味方のレーンが押されている(主導権がない)と、森に入り込まれて何もできなくなってしまいます。試合開始時点から、「どのレーンが有利か」を判断する幅広い知識があると有利を築きやすいです。
  • 判断の難しさ: 「今どこで何をするべきか」という選択肢が常に複数あるため、マクロ(大局観)の知識が求められます。
  • 経験値とお金が不安定: ガンクばかりして自分の森(ファーム)を狩るのをサボると、レベルとお金で相手のJGに大きな差をつけられてしまいます。

JGの最大の目標

JGの最大の目標は、「勝てそうな味方のレーンを徹底的に育て、その有利を活かしてオブジェクトやタワーを獲得し、チーム全体を勝利に導くこと」です。

【ステップ1】すべての前提となる「自陣の周回(フルクリア)」と座学

ガンクや戦術を考える前に、JGには絶対に避けて通れない「基礎練習」があります。それは、自分の森のモンスター6種類をすべて狩り切る「フルクリア」の速度を上げることです。

これは、レーナーにおける「CS練習」に匹敵するため、よく使うチャンピオンのフルクリアは必ず練習しておきましょう。

目標はスカトル(カニ)出現に間に合わせること

川に出現する中立モンスター「スカトル」は、試合時間2分55秒に湧きます。 上手いJGは、この2分55秒を目標に自陣のモンスターを狩り終え、レベル4になって川に到着します。

  • 周回が遅いとどうなるか: スタート位置が被っていた場合は敵のJGにスカトルを一方的に奪われてしまうため、視界と経験値の差をつけられたり、自分がモンスターと戦って体力が減っているところを敵JGに襲撃(インベード)されて倒されてしまいます。

JGの上達は「座学」から!プラクティスツールで練習しよう

チャンピオンによって、どのモンスターから狩り始めるか、どの順番でスキルを使うかという「最適な周回ルート」が完全に決まっています。

  • YouTubeでクリア動画を探す: まずは自分が使いたいチャンピオンの周回方法を動画で学びましょう。YouTubeで「(チャンピオン名) フルクリア」や「(チャンピオン名) full clear 14.X(現在のパッチバージョン)」と検索すると、お手本動画がたくさん出てきます。多くの動画でトップスタート・ボットスタート両方のパターンを解説しているので、ガンクしたいレーンに向けて
  • プラクティスツールで反復練習: 動画を見たら、ゲーム内の「プラクティスツール(練習モード)」にこもり、誰もいないマップでひたすらモンスターを狩る練習をします。「2分55秒に体力を残した状態でスカトルにたどり着けるようになる」こと。これが達成できれば、初心者JGとしては100点満点のスタートダッシュです!

【ステップ2】JGの絶対ルール「レーンの主導権」を理解する

JGをプレイする上で、最初に必ず覚えなければならないのが「レーンの主導権」という言葉です。

  • 主導権(プッシュ主導権)とは?: 味方のレーナーが敵をタワー下に押し込んでいる状態のこと。
  • なぜ主導権が大事なのか: 味方が押し込んでいると、川でのカニの奪い合いやドラゴン戦が起きたとき、「味方の方が先に助けに来てくれる」からです。主導権がある場所で戦うのがJGの基本中の基本です。
  • JGの10点満点ルール: JGが試合中に使える労力を「10点」とした場合、すべてのレーンを均等に助けようとする(3点・3点・4点)のは悪手です。一番勝てそうなレーン、または勝っているレーンに「10点すべてを注ぎ込む」のが、最も確実に試合をキャリーする方法です。負けているレーン(0キル3デスなど)は思い切って見捨て、勝っているレーンをさらに勝たせましょう。

【ステップ3】ガンク(奇襲)の成功率を劇的に上げるコツ

JGの華である「ガンク」ですが、ただまっすぐ敵に向かっていくだけでは逃げられてしまいます。動画で解説されていたプロ級のコツを3つ紹介します。

① 「後ろ(裏)」から回り込む

川の横からまっすぐ突っ込むのではなく、敵のさらに奥(タワー側)へ回り込むように歩いていきましょう。敵の逃げ道を塞ぐように動くのが、一番決まりやすいガンクのルートです。

② スキルは「フラッシュ」を見てから使う

敵に近づくための強力な移動スキル(ブリンク)や行動妨害スキル(CC)を、最初から使ってはいけません。 まずは歩いて近づき、通常攻撃で殴ります。焦った敵が「フラッシュ(瞬間移動)」を使って逃げたのを見てから、追いかけるように移動スキルやCCを使うと、確実にキルを取ることができます。

③ 事前に視界(ワード)を消しておく

ガンクに行きたいレーンがある場合、いきなり顔を出すのではなく、まずは「オラクルレンズ(赤トリンケット)」や「コントロールワード」を使って敵の視界を消しましょう。「視界が消された」というだけで相手には強烈なプレッシャーがかかります。

【ステップ4】ガンク成功後、または勝っている時の「最強の動き」

ガンクが成功して敵を倒した後、「そのまま自分の森に帰ってファームをする」のはもったいないです。有利な状況でやるべき最強のアクションを覚えましょう。

  • 敵の森(ジャングル)に侵入する: ガンクが成功して味方が有利な時こそ、強気に敵の森に入りましょう。敵のモンスターを奪ったり、深い位置にワードを置くことで、次に敵のJGがどこに向かうのかを完全に把握できるようになります。
  • ダイブ(タワー下でのキル)を狙う: 大きなミニオンウェーブを敵のタワーに押し付けたタイミングで、味方と一緒にタワー下の敵に襲いかかります。これが決まると敵は大量の経験値とお金を失うため、試合が決定づけられます。

【ステップ5】オブジェクトの優先順位と「反対サイドアクション」

中盤以降は、ドラゴンやタワーなどのオブジェクトを巡る戦いになります。

オブジェクトの優先順位

【 バロン > タワー > ヘラルド > ヴォイドグラブ ≒ ドラゴン 】 ※実は「タワー」を折ることが非常に重要です。ヘラルドも結局はタワーを折るための手段なので、「ヘラルドを取るより、目の前のタワーを折れるならタワーを殴る」という判断ができるようになると中級者です。

負けている時の奥義「反対サイドアクション(クロスマッププレイ)」

相手が4人でボットレーンに集まってドラゴンを触っている時、勝てないのに無理に近づいてはいけません。 「相手が下半分でアクションを起こしているなら、自分は上半分でアクションを起こす」のが鉄則です。敵がドラゴンを取る間に、自分はトップのタワーを折ったり、敵の上側の森のモンスターをすべて奪ったりして、被害を最小限に抑えつつ別の場所で利益を取り返しましょう。

まとめ:JGに向いている人は?

  • マップ全体を広く見て、チェスや将棋のように戦略を組み立てるのが好きな人
  • 自分のファーム(育成)と味方のカバーのバランスを考える、マルチタスクが得意な人
  • 試合の展開を自分でコントロールし、チームの「司令塔」として活躍したい人

JGは覚える知識が多く、最初は「どこに行けばいいかわからない!」とパニックになりがちですが、このステップを一つずつ意識できるようになれば、最も試合を動かせる最強のポジションになります!

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