パワースパイク(チャンピオンの強いタイミング)を知ろう

初心者向け

チャンピオンは、LvUPやビルドの完成が進むと右肩上がりで強くなっていく。

だが、他のチャンピオンと比較した「相対的な強さ」は少し違う。

チャンピオン毎の特別強いタイミング「パワースパイク」について簡単に紹介しよう。

パワースパイクとは

試合序盤はハチャメチャに強くて1vs1したら誰にでも勝てていたのに、試合が進むにつれて存在感が薄くなった

弱い相手だと思って好きなだけ有利をとれたのに、試合後半には複数人じゃないと対処できないくらい強くなっていた

対面とイーブンでレーニングをしていたら突然全力で仕掛けてきてやられてしまった

自分・敵・あるいは味方が、ある瞬間から急に強くなったという経験をしたことはあるだろうか。

チャンピオン毎に存在する、突出して強いタイミングを「パワースパイク」という。

パワースパイクをいつ・どうやって迎えるかはチャンピオンやビルドによって異なるが、使い込んでいくと「このとき敵と戦うと大体勝てるな」「このアイテムが完成したら強いな」という瞬間があることに気付くだろう。

どのタイミングでパワースパイクを迎えるのかを把握していこう。そして、「パワースパイクを活かして何をするか」を考えられるとベストだ。

パワースパイクの調べ方

自分が使っているチャンピオンが、いつパワースパイクを迎えるのか。調べる方法がいくつかあるので紹介しよう。

SmashlogTV – LoLの解説動画

いきなり他力で申し訳ないが、LoL公式大会のキャスターやプロ選手が多く出演するチャンネル「SmashlogTV」でパワースパイクの早見表を作成されている。

動画内での振り分けの基準は

  • アーリー:序盤から攻めないといけない 0/0のままで過ごすとまずい
  • ミッド :試合を動かさなければならず、勝っていれば強い・負けていたら弱い
  • レイト :負けていたとしても時間がたてば強くなる

となっている。「時間帯問わず」は「味方へのアシストや敵の妨害など、自身の育ちに関わらず一定の効果が保証されている」といった感じだろう。

一人ずつ細かく掘り下げているわけではないが、影響力がでかいタイミングを大まかに振り分けてくれていので、自分が使うキャラがどこに属するのか確認してみよう。

なお、あくまで「影響力の大きさを基準に振り分けている」点には注意しよう。

例えば、アーリーに属しているケイトリンは、序盤の強さを活かせずに相手と装備差が作れていない状態でゲームが中盤に進むと、手数の少なさでパワー不足な状況が発生する。だが、射程の長さとヘッドショットの超火力があるので装備が揃いきったレイトゲームはむしろ強い部類だ。

「このチャンピオンが頑張らないといけないタイミング」としてみるのが良いかもしれない。

統計サイトの時間帯ごとの勝率

統計サイトには大抵、「時間帯ごとの勝率」というものがまとめられている。

例として「LoLAlytics」のケイルのページを見てみよう。

だいぶ極端な例

ケイルは試合時間25分以前の勝率はあまり高くないが、30分以降は全て勝率58%の完全なレイトキャリーチャンピオンということがみてとれる。

次はカルマのページ

逆に試合時間が短いほど勝率が高く、時間経過とともに勝率がどんどんと下がっていく典型的なアーリーチャンピオンだ。

時間帯ごとの勝率をみればパワースパイクが序盤なのか、終盤なのかわかるようになるだろう。

おまけ

おまけに、パワースパイクがアーリーなチャンピオン例で出したケイトリンの時間帯毎の勝率グラフも見てみよう。

U字を描くように試合序盤は高く、途中で一度沈み、終盤に向けて再度高まっている。

これは、

「序盤の影響力の高さを活かせれば短時間で勝ちやすい」

  ↓

「上手く育つことができないと中盤に負けやすい」

  ↓

「試合時間が伸びると持ち前のスケールの良さで勝ちやすい」

ということを読み取ることができる。「影響力のパワースパイクと最終的なスケールの良さは別」という良い例だ。

パワースパイクの活かし方

序盤・中盤の比較的早い段階がパワースパイクのチャンピオンなら、まったりファームし続ける訳にはいかない。自分の早いパワースパイクを活かして、沢山の有利を貯金してゲームエンドまで駆け抜ける必要がある。

対面をキルする、ミニオンウェーブを押し付けてタワーを削る、相手を帰らせたりゾーニングしてLv差・CS差をつける、森に入っていって相手JGをイジメる等々…やれることは沢山ある。自分の強さを活かしてチームに還元しよう。

逆に、試合終盤にパワースパイクを迎えるのであれば、序盤負けすぎるとパワースパイクが大幅に遅れたり、他の味方が折れてゲームが終わったりしてしまう。とにかく安定性を求めたり、味方に負担をかけないようなプレイをするプランを選ぶことになるだろう。

自分や相手チャンピオンのパワースパイクを知ることで、いつ勝負を仕掛けたら勝ちやすいのかという基準を設けることができる。「なんとなく戦って、よくわからないけど勝った/負けた」という段階から、「今強いから戦おう」「まだ弱いからファームしよう」というメリハリの効いたゲームを展開できるようになるはずだ。

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